―ダイヤモンドの品質―
-Diamond quality-

    

ギリシア語で「征服されない」「何よりも強い」を意味する「アダマス」(Adamas)と言う言葉に由来するダイヤモンドは、地球の地下140km以上奥深くの高温・高圧の地球内部(マントル)の中で生まれ、十億年近くという長い年月をかけてゆっくり地表に押し出されます。自然の神秘と偶然が重なって採掘されたダイヤモンドの原石は、様々な工程を経て美しいダイヤモンドへと変貌してゆきます。

品質
―始まりは印度から―

紀元前4世紀ごろから既に取引されていたと推定され、当時インドでしか発掘されないものとされていたダイヤモンドは「インド石」と呼ばれていました。15世紀、ダイヤモンド自身を使って研磨する「ダイヤモンド革命」から、研磨技術とともにその価値と輝きは向上し続け、18世紀以降ブラジル、南アフリカなどさまざまな国と地域でダイヤモンドの採掘されるようになります。20世紀にはついにブリリアンカットが誕生し現在へと至ります。

インド
―選別―

Deliciaeのダイヤモンドはインド、イスラエルなどからバイヤーが海外から直接買い付けています。 買い付けたダイヤモンドは専用のルーペを使い一粒一粒丁寧に選定していきます。ダイヤモンドの色や内包物を正確に見分けるのは高い専門性が求められ、常に一定の環境で作業することは品質を保つことにとって重要です。特にカラーに関しては、光によって左右されるため選別できる時間は1日の中でも限られています。

―4C―

「4C」はダイヤモンドの品質を評価する、GIAによって開発された厳密な国際的評価基準です。 「caratカラット(重さ)」「colorカラー(色)」「clarityクラリティ(透明度)」「cutカット(プロポーション)」の各頭文字にCが付くことに由来し、この4つの要素から評価されます。
※GIA:Gemological Institute of America

CARATカラット


ダイヤモンドの質量を表す単位です。現在は、1カラット=200ミリグラム(=0.2グラム)と定義されており、重くなるほど希少価値は高くなります。

carat carat

COLORカラー


ダイヤモンドのカラーを表し、透明に近づくほど希少価値が高まります。 GIAのマスターストーンを基準とし色を比較することにより測定します。「D」カラーを最高とし、黄色味を帯びるにしたがって「Z」カラーまで、全23段階に分けられます。(ピンクやブルーなどのファンシーカラーを除く)

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CLARITYクラリティー


ダイヤモンドの透明度を表します。ダイヤモンドには天然の内包物(インクルージョン)や外部の特徴(ブレミッシュ)の度合いを11段階で評価します。それらが少なく透明なほど評価が高くなります。

clarity clarity

CUTカット


ダイヤモンドのカットはプロポーション(形作る比率を表す)・シンメトリー(対称性)・ポリッシュ(研磨の質)の総合評価で、5段階に分類されます。 ダイヤモンドの輝きが最も美しいとされる58面体(または57面体)からなる「ラウンド・ブリリアント・カット」は、 繊細で正確な職人の技術力を必要とするとても重要な要素です。

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山梨は日本有数のジュエリー産地

ジュエリーの街・山梨県の「甲府」に集うジュエリー職人の手からつくられる製品は、伝統的な技法と最新のデータに基づき、メイドインジャパンの商品として国内外の宝飾品ファンの手元へと旅立っていきます。

Mt.Fuji is the highest mountain in JAPAN

―製造―

デザインから始まり原型の製作、ワックス、鋳造、磨き、石留めへと一つ一つ工程を重ねながら仕上げていきます。一流の技術と経験を積み重ねたジュエリー職人が『 Deliciae 』ブランドを手に取って頂くお客様のために、心を込めて1点ずつ製作することをお約束します。

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―完成―

Deliciaeのダイヤモンドジュエリーは完成するまで実に様々な工程を経て出来上がります。 選別されたダイヤモンドと、希少価値の高い貴金属の美しいハーモニーは、ジュエリーとして美しい輝きを放ち身に着ける人を魅了します。